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歯の寿命を延ばす予防処置
一昔前まで、「歯医者に行く」ということは、痛くなった歯を治療しに行くことという考え方が主流でした。しかし近年では、予防処置先進国である欧米諸国にならって歯が痛くならないように「予防のために歯医者に通う」という意識をお持ちの患者さんが増えてきています。
松原市の歯医者「かねだ歯科クリニック」では、患者さんが将来にわたって痛い思いをしないで済むように、予防処置に力を入れて取り組んでおります。
予防処置
予防処置の先進国といわれるアメリカや北欧の国々では、70歳になったときの残存歯数(口腔内に残っている歯の数)は、17本~25本というデータがあります。それでは日本の場合はどうでしょうか? 残念ながら、日本人が70歳になったときの残存歯数は、たったの7本といわれています。
この残存歯数の違いは、歯科医療に対する意識の違いが如実に表れたものといっていいでしょう。日本ではこれまで、むし歯や歯周病を予防するという概念自体が薄く、痛くなってはじめて歯医者を訪れる方がほとんどでした。
なぜ、予防が必要なのか?
むし歯や歯周病は、初期には痛みなどの自覚症状がほとんどないため、痛みに耐えきれず歯医者の門をくぐったときには、すでに重症化しているケースが多いのです。そうなると当然ながら歯の寿命は短くなり、最悪の場合は抜歯が必要になることもあります。
痛くなる前に適切な予防を心がけることで、歯を失わずに済むだけでなく、将来治療にかかるかもしれない費用や時間、そして何よりも痛みという大きな負担を、軽減することができるようになるのです。
プロケアとセルフケアでむし歯や歯周病を防ぎましょう
予防処置の目的は、口腔内環境を清潔に保ち、むし歯や歯周病にならない健康なお口を維持していくことです。歯科医院で行うプロケアと、ご自宅で行うホームケアを上手に組み合わせることで、良好な口腔内環境を維持していきましょう。
プロケアとは
プロケアは歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使って行うもので、毎日のブラッシングでは落としきれない歯の汚れや歯石などを、徹底的に取り除きます。歯の表面の汚れや歯石は、むし歯や歯周病の原因となる細菌の集合体です。これをキレイに取り除くことが、むし歯や歯周病の予防の基本になるのです。
ホームケアとは
ホームケアは日常ご自宅で行うブラッシングが基本になります。歯ブラシで磨くだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを組み合わせて、歯と歯の隙間や歯ぐきとの境目などの汚れも丁寧に落とすよう心がけましょう。
当院の予防処置メニュー
当院では以下のようなメニューを組み合わせて、効果的な予防処置をご提供しています。今現在はどこも痛くない、気になるところがないという方も、だからこそ予防を意識したケアをはじめてみませんか?
将来もずっとご自分の歯で美味しく食事を楽しむためにも、当院の予防処置をぜひお気軽にご利用ください。
生活習慣の改善のアドバイス
むし歯や歯周病は生活習慣病の一種であるともいわれており、食生活など基本的な生活習慣を改善していかなければ、再発のリスクを抑えることは難しいのです。
それにはまず、患者さんご自身の意識を変えていくことが重要になります。当院ではブラッシング方法の指導や食習慣へのアドバイスなどを、積極的に行っていきます。
ブラッシング指導で効果的なホームケアを
毎食後欠かさずにブラッシングをしていたとしても、正しいやり方で行っていなければ、予防の効果をあげることはできません。
当院では歯科衛生士が、患者さんに合った歯ブラシや歯磨き粉、歯間ブラシなどをご案内し、効果的なブラッシング方法の指導を行います。
スケーリング、PMTCで細菌が付着しにくい環境を作ります
歯科医院で行うプロケアでは、歯科衛生士がスケーリングやPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を行います。
スケーラーという専用の器具を使用して歯の表面にこびりついた歯石を取り除き、歯についた汚れや黄ばみを落としてから、表面をキレイに磨き上げていきます。
表面をツルツルにすることで細菌などの汚れが付着しにくくなり、むし歯や歯周病の発生を防ぐ効果が期待できるのです。